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第308回談話会のお知らせ


日 時  2018年6月25日(月)18:30-21:00

会 場  ウィングス京都セミナーA

発表者  マーク・テーウェン 氏 (Mr.Mark Teeuwen)
    (オスロ大学教授、京都大学人文科学研究所招聘研究員)

論 題  切支丹と妖術―京阪切支丹事件を読み直す

要 旨
文政10年(1827)正月に、大坂東町奉行所は、稲荷明神の奇瑞をかたって
十数人の町人から金品をだまし取った疑いで、さのという女を捕らえた。
三か月の吟味の末、さのは「切支丹」の「天帝如来」に対する修法を
行っていたことを認めた。
さのの師匠とそのまたの師匠を探し出すことによって、
事件の元が京都にあることが判明した。
「邪宗門」の容疑をかけられた人物に、さののような女性の「稲荷下げ」だけでなく、
男性の公家家来、辻占い、医者、堕落の禅僧なども含まれていた。
全部で十数名からなる、京都と大阪にまたがる秘密の信仰集団の存在が確認された。
大坂東町奉行所の吟味書と、世間の噂を集めた『浮世の有様』などを基に、
この事件の主要な人物、そしてその「切支丹修法」について考えたい。
邪法の「妖術」に対する危機感を痛切に感じさせる資料もあれば、
切支丹をただの行政上の迷惑としか思わない見方を示唆する資料もあり、
この事件は文政期という画期的な時代における切支丹像を考える資材を
提供してくれると思う。

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・事前申し込み不要。
・会員は参加費無料、会員以外からは300円頂戴いたします。
・終了後、懇親会を予定しております。そちらの方も是非お越しください。
 懇親会の参加については当日お聞きします。
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