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第325回談話会のお知らせ


新型コロナウィルス感染症の国内における沈静化が
十分ではない現状を考慮し、第325回談話会を延期いたします。
真柄 侑氏のご報告は6月に実施する予定です。
詳細の掲載までもう少々お待ちください。


日 時 2020年4月17日(金)18:30−21:00

会 場 ウィングス京都セミナーA

発表者 真柄 侑氏(琵琶湖博物館特別研究員)

論 題 民俗学で考える「はたらく」とは何か
        −岩手県紫波郡紫波町片寄漆立における生業の展開と
        人びとの生き方から−

要 旨
昨今、「働き方改革」が政府の主導により進められているように、
日本の現代社会は労働のあり方が大きく問われている時代にある。
その一方で、我々は「人がはたらく」ということが如何なることであるのかを
どれほど理解しているのだろうか。
この問題を考えるべく、報告者は特に関わりの深いものとして、
民俗学における生業研究の整理を試みた。
その結果、生業が営まれている地域の実態と、
その生業に携わる「人」がどう生きてきたのかという点は、
従来の研究では依然乖離している状態であることを指摘した。
そこで、地域の生業の全体像を捉えてみること、
そして一個人の人生の中で生業を捉えてみことという二つの作業を行ない、
人が「はたらく」とは如何なることなのか、
人が地域に暮らし生きるとはどういうことなのかということを、
今一度フィールドワークから丁寧に捉えようとしたのが本報告である。
当該地域はいわゆる中山間地域とされる集落であり、夏場に農業を行い、
冬場に酒屋働きとして全国へ赴く働き方が盛んであった地域である。
報告者はそこで、昭和30年代から現代にかけて、働く術や社会関係、
生活のあり方を変化させていく漆立の姿をみた。
その一方で、ある個人の人生経験から生業の変遷を立ち上げてみたときには、
漆立の生業の全体像を捉えた時とは一見異なる生業の選択や、
しかしそこにある人づきあいを基準とした個人の葛藤、
漆立で暮らすために必要であった仕事、といったことが明らかとなったのであった。
以上を踏まえ、まず人が働く現場にある「はたらく原動力とは何か」という点に
着目した結果、報告者は“収入を得るということ”、
“仕事を分かち合う楽しみ”があること、
“自慢の一品を持っている誇り”があることの3点を指摘した。
漆立の人びとに映される、それぞれの漆立で生きてきた歴史を抱えつつ
はたらき生きる姿から、現代における労働のあり方と
地域に生きるという問題を検討する。



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 ・事前申し込み不要
 ・参加費300円(会員無料)
 ・談話会後に懇親会を開催します、当日受付にてうかがいます
>>談話会の記録を見る

年次大会情報

第39回年次研究大会のお知らせ


2020年12月開催予定です。

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・一般参加歓迎。どなたでも自由にご参加下さい。申し込み不要。
・懇親会への参加も歓迎します。
>>年次大会の記録を見る

会員へのおしらせ

京都民俗学会 第325回談話会の延期について

来る4月17日に開催を予定しておりました第325回談話会につきましては、
琵琶湖博物館客員研究員の真柄侑様のご報告を予定しておりましたが、
新型コロナウィルス感染症の国内における沈静化が十分ではない現状を考慮して、
今回はやむなく延期とさせていただきたく存じます。
真柄様のご報告は本年6月の例会で改めて実施させていただくよう
調整をさせていただいております。
会員みなさまには何卒ご理解を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。


                     京都民俗学会 企画委員一同

公開:2020年03月23日
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