2000年~2009年(第18号~第26号)
『京都民俗』第26号(2009年3月)
【研究論文】
・渡部圭一「頭役祭祀の集権的構成―近江湖南の集落神社の一例―」
・黒田一充「夫婦頭人の引継ぎ」
・本多健一「執行規制からみた近世京都の六斎念仏」
・村山弘太郎「近世京都における朝廷よりの祭具拝領」
・永原順子「大本教における「西王母」の意味」
・室井康成「「親類主義」の打破
―きだみのるの市議選出馬とその意義をめぐって―」
【研究ノート】
・桜井三枝子「グローバル都市ロスアンゼルス、生き残りを賭けて越境する
グアテマラとエルサルバトルの人々」
・荻野裕子「富士参りの歌と伊勢参宮街道―志摩市鵜方の富士参りの歌―」
・寺岡茂樹「猩々と天然痘―『三八疱瘡除け』を中心に―」
【書評】
・橋本 章「植木行宣監修 鹿谷勲・長谷川嘉和・樋口昭編
『民俗文化財 保護行政の現場から』」
『京都民俗』第25号(2008年3月)
【研究論文】
・木村裕樹「復活する伝承
?現代における山中漆器の沿革をめぐる新しい動き?」
・森本一彦「信仰的集団の運営方式?伊勢講の事例を中心として?」
・寺岡茂樹「老婆の姿の疱瘡神についての一考察」
【研究ノート】
・横出洋二「寺田芋と嶋利兵衛?近世南山城の薩摩芋栽培?」
【書評】
・市川秀之「田野登著『水都大阪の民俗誌』(和泉書院)」
『京都民俗』第24号(2007年3月)
【研究論文】
・室井康成「『遠野物語』再論―柳田國男の”動機”をめぐる新たな読みの可能性」
・木村裕樹「近代における山中漆器の沿革と惟喬親王像の創出」
・橘 尚彦「「京都忠霊塔」の計画と展開」
【研究ノート】
・工藤紗貴子「山寺夜行念仏の構成と伝承の力をめぐって」
・村田典生「京都市における神社伝承の変遷―中京区、御金神社を中心に―」
・荒井真帆「新盆供養踊りの文化的・社会的意味―愛媛県怒和島元怒和地区を事例に―」
【調査報告】
・原田三壽「ウィグルの割礼の祝宴」
【書評・新刊紹介】
・川村清志「脱神話化の向こう側、あるいは 橋本裕之『民俗芸能研究という神話』」
『京都民俗』第23号(2007年3月)
【研究論文】
・山路興造「村堂論ノート―ケガレと救済の民俗をめぐって―」
・吉田香織「アニメーションにおける他者表象
―オリエンタリズムの観点から観たディズニーと宮崎駿の世界―」
・城下奈美「女性の紋章―母から娘へ受け継がれる紋章―」
・横出洋二「相楽木綿と奈良晒―相楽郡における織物産業の歴史的背景―」
・市川秀之「村落社会における歴史伝承の形成と知識人」
【研究ノート】
・崔杉昌「韓国の地域祭祀における都家と祭官―盈徳郡盈徳邑徳谷里の洞祭を中心に―」
・村山弘太郎「近世の今宮祭と巡幸路」
・前野雅彦「南山城村の寒施行」
【書評】
・岸田史生「新谷尚紀 著『柳田民俗学の継承と発展―その視点と方法』」
『京都民俗』第22号(2005年3月)
【研究論文】
・橋本裕之「御膳石考―弥美神社の祭礼に関する集合的記憶の支点―」
・赤石直美「水田稲作と多様な生業―中国山地西部を例に―」
・岡田浩樹
「民俗文化の活用と地域おこし「の」民俗学・民俗学「の」民俗文化の活用と地域おこし」
【研究ノート】
・ボレー・カロリン「鯉伝説をめぐる予備的考察―丹波国大井神社と摂津国椋橋神社―」
【書評】
・清水拓野「「実践コミュニティ」概念の再文脈化にむけて
―『コミュニティ・オブ・プラクティス‥ナレッジ社会の新たな知識形態の実践』を読む―」
『京都民俗』第20・21合併号(2004年3月)
【研究論文】
・山野祥子「滋賀県沖島における石材業従事者の労働形態
―特に気象条件との関わりをめぐって―」
・加藤幸治「地曳網漁の技術と近代化―和歌山県日高地方の地曳網漁―」
・清水拓野「中国伝統劇における演技の習得過程の現代的一断面
―西安市の秦腔劇曲学校の記述・分析から―」
・貝 英幸「中世末期村落の変質と祭礼―西京を中心に―」
【研究ノート】
・島崎 武「天神祭船渡御における納涼祭的性格について」
・堂下卓志「酒場におけるダンディズム序論―サラリーマン、酒と接待、仕事観―」
・河原典史・渡抜貴史・赤石直美
「近代以降における生駒宝山寺の信仰圏―石造物からのアプローチ―」
・市川秀之「河内の餅なし正月」
・伊藤洋志「カツオ漁業を支える餌料―沖縄県伊良部島の事例から―」
・南本有紀「飛騨の紙絵馬」
【随想】
・岸田史生「街頭看板からみた平成の墓地事情」
【書評】
・土居 浩「京都を舞台とする妖怪・怪異研究―東アジア恠異学会編『怪異学の技法』を読む―」
・川村清志「内省する都市人と民俗学―あるいは、『河原町の歴史と都市民俗学』を巡って―」
・小澤輝見子「福田アジオ 著『近代村落と現代民俗』」
・中野洋平「鈴木正崇 著『神と仏の民俗』」
『京都民俗』第19号(2001年12月)
【研究論文】
・橋本裕之「芸能としての救済―続・奈良坂小考―」
【研究ノート】
・大野 啓「『古習志』その後(六)―京都市右京区水尾の場合―」
・蘇理剛志「京都帝国大学民俗学会について―関西民俗学の黎明―」
【随想】
・河原典史「海を渡った稲荷信仰―カナダ・ビクトリアの日系コミュニティにおける役割―」
・佐田巖彌「荒神谷出土銅剣と出雲神賀詞の考察」
【書評・新刊紹介】
・橋本 章「上野誠 著『芸能伝承の民俗誌的研究―カタとココロを伝えるくふう―』」
・小田匡保「ナタリー・クワメ『日本古文書解読入門―四国遍路史料による』」
・内田忠賢「八木透(編)『日本の通過儀礼(佛教大学鷹陵文化双書第四集)』」
・内田忠賢「宮田登・小松和彦(監修)『青森ねぶた誌』」
『京都民俗』第18号(2000年12月)
【研究論文】
・金子 毅「物語る「職工」たち―八幡製鉄所とお小夜狭吾七の祟りをめぐって―」
・小川 都「「モノと語りの民俗誌」にむけて」
・吉川邦子「日蓮宗村落における民俗の特質―大阪府河南町北加納を中心に―」
【研究ノート】
・増?勝敏「志賀島のアキナイシについて
―福岡県福岡市近郊漁村の女性水産物行商人の事例より―」
・山縣孝式「「口裂け女」再考―しあわせのハナシはありますか―」
【書評】
・河原典史「若林良和『水産社会論カツオ漁業研究による「水産社会学」の確立を目指して』」