第365回談話会
論題 はやり神と民衆宗教 ―1800年前後の名古屋城下の如来教を事例に―
日時 2024年10月2日(水)18:30〜21:00
開催 京都労働者総合会館ラボール京都 第7会議室 / オンライン(zoom)
(京都市中京区壬生仙念町30-2 四条通り御前西入ル)
*阪急電車京都線西院駅下車 南改札口より東へ徒歩約1分
*京都市バス26・91・203系統 四条御前通下車すぐ
※今回は会場がいつもと異なりますのでご注意ください。
報告 石原 和氏(同朋大学仏教文化研究所所員)
報告要旨
本報告では、享和2(1802)年に名古屋城下で起こった如来教の動向や教義展開を、同時代に流行し始めたはやり神と関連づけて論じる。
如来教の世界観において、金毘羅大権現が主神的な位置に登場する。それだけでなく、説教の場での信者との応答を通じて、地域の神仏が数多く説教に登場する。その神仏の中でも、主神的な位置にある金毘羅大権現の金毘羅信仰、信者が強く求めた秋葉大権現の秋葉信仰に注目する。両信仰は18 世紀後半以降名古屋で急激に拡大した信仰だった。ゆえに、如来教とは信者を食い合う関係にあった。名古屋において、どのような信仰活動がなされ、どのような利益が喧伝されたか、それを如来教がどう捉えていったかを分析し、はやり神の隆盛の中で、民衆宗教の展開を捉え直していく。
参加方法
・【対面】会場に直接お越しください。参加登録は不要です。非会員の方は受付で参加費300円を頂戴いたします。
・【オンライン】会員の方のみご参加を申し受けます。9月29日(日)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。後日IDとパスワードをお送りします。オンラインアプリはzoomを使用します。なお参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。