第379回談話会 情報―伝達手段の変容と適応―(第20回人類学関連学会協議会(CARA)合同シンポジウム)

日時 2025年12月13日(土)13:30~16:30
開催 京都産業大学 むすびわざ館ホール / オンライン(zoom)
共催 日本民俗学会

趣旨説明

 情報の授受や選択、コントロールは生物一般にみられる特性である。古代から現代に至るまで、人類における情報伝達の方法は多様であり、口承、文字、印刷、そしてデジタルメディアといった手段が用いられてきた。現代においては、インターネットやソーシャルメディアの普及により、情報の伝達速度と範囲が劇的に拡大した。しかし、この急速な変化は、新たな課題も生み出している。 AI の登場によって人類社会の再構成が進行するのではないかという予感が高まる現在、分野を超えた対話と討論を通して、人類が情報をどのように伝達し、共有してきたか、その手段の変遷と現代社会における適応について議論を深めたい。

開会挨拶大石泰夫氏
(日本民俗学会会長)
趣旨説明村上忠喜氏
(日本民俗学会)
講演松前ひろみ氏
(日本人類学会)
「生物人類学の視点から AI 時代における人間らしさを探る」
ユ リラ氏
(日本霊長類学会)
「通じあう体と心—ヒトとチンパンジーの比較認知発達科学のアプローチから分かったこと」
申 㽋敬氏
(日本生理人類学会)
「デジタル環境における社会的認知の変容と適応」
佐野文哉氏
(日本文化人類学会)
「フィジーのろう者の情報伝達における〈いま・ここ〉性」
廣田龍平氏
(日本民俗学会)
「情報としての「虫の知らせ」:未来の圧縮とデコーディングにまつわる民俗的思考」
総合討論司会才津祐美子氏
(日本民俗学会)
全体司会俵木 悟氏
(日本民俗学会)

参加方法
・【対面】会場に直接お越しください。参加登録は不要です。
・【オンライン】京都民俗学会会員の方は、開催2日前(目安)にオンライン参加情報を送信します。それ以外の方は、日本民俗学会HPでZOOM参加用のURLをご確認ください。なお、参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。