第334回談話会
日時 2021年8月1日(日) 13:30-16:00
開催形式 オンラインによる(zoom)
タイトル 鈴木岩弓「平成時代の『日本民俗学』」(『日本民俗学』300号 所収)を読む
話題提供 鈴木岩弓氏(東北大学総長特命教授)
司会進行 内田忠賢氏(奈良女子大学教授)
参加方法
・参加希望者は、7月28日(水)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。後日IDとパスワードをお送りします。
・参加者は原則として京都民俗学会会員のみとします。
・オンラインアプリはzoomを使用します。なお参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。
趣旨
今回の談話会は、民俗学の学会誌や学会のあり方に問題提起を行った鈴木岩弓さん(日本民俗学会・前会長)の論考をテキストとし、民俗研究を実践する私たちが意見交換をする場とします。ですので、談話会にご参加いただく方は『日本民俗学』300号に掲載された「平成時代の『日本民俗学』」をお読み下さったという前提の研究集会となります。
鈴木さんの論考では、日本民俗学会の会誌『日本民俗学』の(平成時代の範囲内での)研究成果・学会記事の動向、および会員への(学会に対する意向)アンケート調査結果を踏まえた上で、問題提起が行なわれており、会員間での二つの格差を指摘されます。「中央/地方の別」と「アカデミック/ノンアカデミックの別」です。鈴木岩弓さんのご主張「多様な会員への偏りなき学会活動の保障」は、地方の民俗学会で活動を行う私たちにも警鐘を鳴らして下さり、活動のあり方を再考するきっかけになりました。
当日は、ご論考の中で「民俗学界の王道からは全く外れた存在」と自称される鈴木岩弓さんから直接、彼の学的軌跡や民俗学との関わりなどもお話いただく予定です。
付記
当日、ご参加下さる人数にもよりますが、皆さん全員にご発言をお願いする予定です。なお、京都民俗学会事務局では、当日使用するテキストの配布等は行いませんので、各自でご対応下さい。