第337回談話会

論題 京都民俗における〈芳井イズム〉を考える
日時 2021年11月20日(土)15:00〜
開催 オンライン(zoom)

趣旨説明 村上忠喜氏(京都産業大学)
報告1 青江智洋氏(京都府立丹後郷土資料館)「〈芳井イズム〉の源流をさぐる―傍流としての文化史、底流する風俗史学―」
報告2 日比野光敏氏(愛知淑徳大学)「私にとっての芳井先生と「芳井イズム」」
コメント 八木透氏(佛教大学)
総合司会 橋本章氏(京都文化博物館)

開催趣旨
本学会の創設者であり長年本会会長を務めてこられた、元花園大学教授の芳井敬郎先生が、本年春急逝されました。個性的な人柄と、独特の節回しの口調、そして何よりも先生独自の民俗文化に対する眼差しをもって、我々後進に多大な印象と影響を与えてこられた先生を偲んで、ささやかな研究会を開催いたします。

キーワードは、〈芳井イズム〉とは何かです。そしてそれが、現代の民俗学とどのようにクロスしていくのかを考えてみたいと思います。もちろんその前に〈芳井イズム〉というのはなにかについて共有するべきなのですが、それはこれまで芳井先生との交情によって、各人それぞれに違うと思います。今回、主催者側がお出しした〈芳井イズム〉は、「教養主義の志向」「モノからのまなざし」「具体相を極める=人の欲望や悲しみ、妬みなどの心情へのまなざし」「実際の役に立つという実学重視」の4点です。まずここからはじめて、お二人の報告者にそれぞれにお立場からの研究報告をいただき、その後コメントをはさんでから、皆さんそれぞれのからの先生との「交情」や(学問的)「向上」に資するエピソードなどをご紹介しつつ、先生の学恩に少しでも報いたいと存じます。 なお今回のエントリーシートには、先生に対する様々なこと(思い出を含めて)を書いていただきます。と同時に、シンポジウム終了後はそのまま直会へと突入しますので、直会からの参加でも結構ですので、ぜひ多くの方々の手で先生をお見送りいたしたいと存じます。

参加方法
・参加希望者は、11月17日(水)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。後日IDとパスワードをお送りします。
・参加者は原則として京都民俗学会会員のみとします。
・オンラインアプリはzoomを使用します。なお参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。

エントリーシート記入のお願い
当日のご参加がままならない方でも、今回のエントリーシートには、芳井先生に対する思い出や先生の学恩についてお書きいただきたく存じます。是非エントリーシートをお開きください。