第339回談話会

論題 台湾の食文化と文化財の登録へ
日時 2022年2月27日(日)15:00〜
開催 オンライン(zoom)

報告 林 承緯氏(国立台北芸術大学)
コメント 菊地 暁氏(京都大学人文科学研究所)

報告要旨
台湾政府観光局が台湾の魅力を海外に発信する際に「台湾の人たちは食をとても重んじます。三歩歩けば軽食屋、五歩歩ければレストランがあると言ってもいいでしょう。北方から南方までの味覚が楽しめ、何でも揃っていると言っても過言ではありません」というフレーズがある。食事を大切にする台湾のイメー ジを特徴とする、テレビやラジオなどのマスメディアをはじめ、インターネット、SNSでは紹介しきれないほどの食情報があり、小籠包、タピオカドリンク、牛肉麺、マンゴーかき氷、パイナップルケーキなどが、日本人にとって台湾のグルメの定番であるだろう。一方、台湾国内では食を国外内の観光資源として活用し、文化財の保護対象になり得る可能性を模索している。本講演は台湾における食文化の現状と文化財の登録への事情を報告して、「民は食をもって天となす」といえる台湾人の食生活において、観光振興・文化保存をどのように構想できるのか考えていきたい。

参加方法
・参加希望者は、2月24日(木)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。後日IDとパスワードをお送りします。
・参加者は原則として京都民俗学会会員のみとします。
・オンラインアプリはzoomを使用します。なお参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。