第349回談話会

論題 「博物館」と伝統文化の守護:日本酒を事例に
日時 2023年2月19日(日)18:30-21:00(予定)
開催 オンライン(zoom)

報告 姜 娜 氏(魯東大学文学院・東北アジア研究院講師)

報告要旨
空間の再構築は文化産業の重要な特徴の一つで、空間をまるごと「博物館」にするのは、文化産業が伝統文化の保護に役立つ可能性と新たな持続性を確保する方法である。
本報告は、全国2位の日本酒生産地である京都伏見を主な例にし、灘区の事例を参照しながら、「生きもの」「民衆」「エコ」という「博物館」の持つ3つの特徴と機能を分析し、その機能を活用する方法を探る。
「生きもの」というのは、伝統文化は生々しいものであることを強調する。「民衆」というのは伝統文化と民衆の緊密性を強調する。「エコ」というのは伝統文化の地域性を強調する。空間をまるごと「博物館」とすることによって、伝統文化の「生産者」と消費者がともに「守り手」に化身し、伝統文化の新たな発展が可能となり、その保護も持続可能となる。

参加方法
・参加希望者は、2月16日(木)23:59までに会員あて告知メールに記載されている申し込みURLから申請して下さい。後日IDとパスワードをお送りします。
・参加者は原則として京都民俗学会会員のみとします。
・オンラインアプリはzoomを使用します。なお参加希望者へのアプリ使用についてのサポートは行いません。